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【Tonecheer】Infinity Train Cabin(European Travels)製作レビュー|完成後の感想

クラフト
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以前、Tonecheerのブックヌックが気に入り、ほかの作品もいろいろチェックしていたところ、「Infinity Train Cabin(European Travels)」を見つけました。

クラシックな列車をモチーフにしたお洒落なデザインに一目惚れしたのですが、Tonecheer公式サイトやAmazon USくらいしか取り扱いがなく、日本から購入するには輸入するしかありませんでした。

「輸入してまで買うのはどうしようかな…」と迷っていたところ、3月頃にTonecheer公式サイトでセールが開催され、お得な価格になっていたため、この機会に思い切って購入しました。

ただ、同じ時期にほかのクラフトキットもいくつか購入していたため、製作は後回しに。ようやく時間ができたので、今回組み立てることにしました。

ということで、今回はTonecheerのブックヌック「Infinity Train Cabin(European Travels)」をレビューしていきます。

Tonecheerとは

Tonecheerは、ブックヌックを中心にミニチュアキットを展開している中国のブランドです。

細部まで作り込まれたデザインと、物語が感じられる世界観が特徴で、街並みやファンタジーをテーマにした作品など、見て楽しめるキットが数多く販売されています。

私がこれまでに組み立てたTonecheerの作品では、パーツの作りがしっかりしており、完成後の見栄えも良く、製作を楽しむことができました。

製品ラインナップなどは、公式サイトで確認できます。

👉 Tonecheer公式サイトはこちら
https://www.tone-cheer.com/

作成するキット

今回作成するのは、Tonecheerのブックヌック「Infinity Train Cabin(European Travels)」です。

本キットはTonecheer公式サイトで販売されています。

長距離列車の個室客室を再現した、少し横長のブックヌックです。
向かい合わせに配置されたグリーンのソファーをはじめ、荷物棚やトランク、本、カーテンなどが細かく再現されており、まるで本物の客室をそのまま切り取ったような雰囲気があります。

木製パーツだけでなく、布や紙などさまざまな素材を使って組み立てるため、完成したときの満足度は格別です。

最大の特徴は、車窓の景色が動くギミックです。長いスクリーンをモーターで動かすことで、まるで列車が走行しているかのような演出を楽しめます。

入口は引き戸になっており、個室ならではの空間を演出しています。また、前面を大きく開くことができるため、完成後は客室内のレイアウトや細かな装飾をじっくり眺めることができます。

さらに、タッチスイッチに触れることでLEDライトを点灯させたり、車窓の景色を動かしたり、電車の走行音や音楽を楽しんだりすることもできます。

同梱されているもの

キットには以下のようなものが含まれています。

  • 木製パーツ(レーザーカット済み)
  • ネジやベアリング、マグネット、ワイヤーなどの機構パーツ
  • 紙パーツ(本、花などの製作に使用)
  • 車窓用の景色スクリーン
  • アクリル板(窓や入口部分に使用)
  • 合皮や金色のシール(装飾用)
  • 小物パーツ(コーヒーカップ、ビーズチェーン、カーテンなど)
  • LEDライト、モーター、スピーカーなどの電子部品
  • USB Type-Cケーブル
  • 潤滑用のロウ(歯車や引き戸に使用)
  • 両面テープ
  • ピンセット
  • プラスドライバー

なお、接着剤は付属していません。組み立て工程で使用するため、事前に用意しておく必要があります。
また、単3電池3本も別途必要です。

使用した道具など

今回は、以下の道具も使用しました。

カッティングマット

机が傷つくのを防ぐために使用しています。
また、木くずやロウで汚れるのを防げるため、作業環境を保つ意味でもあると安心です。

ガラスヤスリ

付属のヤスリでも十分作業は可能ですが、普段から使い慣れているためこちらを使用しました。
ガラスヤスリは摩耗しにくく、長く使える点が気に入っています。

瞬間接着剤

今回は、輸送の都合によるものだと思われますが、接着剤は同梱されていませんでした。そのため、組み立てに別途接着剤を用意する必要があります。

私は、接着後すぐであれば微調整しやすいゼリー状の瞬間接着剤を使用しました。

すぐ固まる液状タイプと比べて扱いやすく、細かなパーツの位置を調整しながら接着できるので、ブックヌックの組み立てにも使いやすいと感じました。

細幅彫刻刀(平刀)

以前はカッターでパーツを切り離していたのですが、厚みがある部分では刃が挟まりやすく、少し怖さがありました。
この彫刻刀を使って表面と裏面に軽く切れ目を入れてから手で外すことで、バリも出にくくなり作業が安定しました。
個人的にはかなり使いやすく、今のお気に入りです。
なお、カッターや彫刻刀がなくても、パーツ自体は手で切り離すことも可能です。


パーツケース

今回はネジなど細かい部品が多かったため、パーツケースを使用しました。
事前にパーツを分類し、マスキングテープや付箋で番号を貼っておくと、必要な部品を探す手間が省けるため、組み立てを効率よく進められます。

今回は、山田化学株式会社のSIKIRIシリーズを使用しました。比較的大きめのパーツであれば、フタを閉めた状態で立てて保管しても、中で混ざることがありませんでした。
100円ショップなどで販売されています。

また、このキットは細かなパーツを組み立てる工程が多く、私は毎日少しずつ製作を進めていたため、完成した小物を保管するケースとしても活躍しました。

ケースに並べてみると、小さなミニチュアを飾っているようで見た目もきれいです。組み立てる前から眺めて楽しめるのも、意外な魅力でした。

マスキングテープ

今回は、金属パーツをまとめて保管するために使用しました。

このキットでは出番はありませんでしたが、接着剤で貼り付けたパーツが固まるまで仮固定するなど、さまざまな用途で活躍します。

最近は文具店などでもさまざまな種類が販売されており、手軽に入手できる便利なアイテムです。

プラスドライバー

プラスドライバーはキットに同梱されていますが、使用するネジにいくつかサイズがあります。

私は付属のドライバーを使用していたところ、ネジの溝を削ってしまい(ネジをなめてしまい)、途中から自宅にあったドライバーセットを使用しました。

付属のドライバーでも組み立てはできますが、心配な方や工具に慣れている方は、自宅にあるドライバーセットを使用すると、ネジを傷めるリスクを減らせると思います。

ピンセット

ピンセットはキットに同梱されていますが、私は最近購入したタミヤの精密ピンセットを使用しました。

Amazonでピンセットを検索すると、国内外のさまざまなメーカーの商品が販売されており、レビューを読んでもそれぞれ評価が高く、どれを選べばよいか迷いました。

実際にはどの製品も使いやすいのだと思いますが、私は安心感のある「タミヤ」ブランドを選びました。

細かなパーツをつかむのはもちろん、合皮パーツの不要な部分を取り除く作業などでも活躍し、とても使いやすかったです。

裁ちばさみ

今回は、カーテン用の布を切る工程があるため、裁ちばさみを使用しました。特別なものは必要なく、裁縫箱に入っている一般的なもので十分対応できます。

Google 翻訳アプリ

説明書は英語版ですが、図解が多く基本的には問題なく進められます。
ただ、注意書きや動作確認の部分は正確に理解したかったため使用しました。

カメラモードでかざすだけで日本語に翻訳されるので、非常に便利でした。

製作過程

今回のキットはパーツ同士の精度が非常に高く、組み合わせたときのズレもほとんどなく、きれいにはまりました。

その分、はめ込む際にはやや硬く感じる部分もあり、「カカカッ」と音を立ててはまることもありました。
多少力が必要な箇所もありますが、ゆるくてグラつくよりは安心感があり、しっかりとした作りだと感じました。

また、このキットには、ネジのナットを締めるスパナと、木製パーツを枠から切り離すための専用工具が付属しています。どちらも木製パーツとして用意されているので、自分で取り外し使用します。

私は最初、このスパナの存在に気付かず、ナットを指で少しずつ回していました。「これは面倒だな…」と思いながら作業していたのですが、途中で付属していることに気付きました。

このような専用工具は、Tonecheerに限らず他のクラフトキットにも付属していることがあります。組み立てを始める前に、一度説明書やパーツを確認した方がよいかと思います。

本やバッグなどの小物は、合皮のシールと金色のシールを組み合わせて作ります。

合皮の模様の隙間から金色が見えるようにデザインされており、細部までこだわりが感じられました。完成すると見た目もとてもおしゃれで、組み立てていて楽しい工程の一つでした。

見えますか?
合皮のシールの隙間から、下に貼った金色のシールがのぞくようになっているんです。こういう細かなデザインが本当におしゃれで、組み立てながら「なるほど!」と感心してしまいました。

本を作る際は、木製パーツに金色のシールを貼り、その上から模様にカットされた合皮のシールを重ねていきます。
細かい作業ですが、その分完成したときの見栄えは抜群です。

合皮のシールは、あらかじめ模様の部分が細かくカットされています。

そのため、台紙からシールをはがす際に、切り抜かれた部分まで一緒についてきてしまうことがあります。そんなときに、タミヤの精密ピンセットが大活躍しました。

花は、紙パーツと金属パーツを組み合わせて作ります。

客室のソファーは、木製パーツと合皮のシールを組み合わせて作ります。

まずは木製パーツを組み立てて、ソファーの土台を作ります。

組み立てた木製パーツの上から、合皮のシールを貼り付けます。

同じ要領で必要なパーツをいくつか作ったら、それらを組み合わせます。

このソファー、実は下に引き出しが付いているんです。

ひじ掛けを取り付けます。

完成したソファーを床に取り付けます。

他のパーツと組み合わせると、こんな感じになります。

車窓から見える景色の仕掛けを組み立てていきます。

歯車の部分は、付属の紙やすりで引っ掛かりがなくなる程度に軽くヤスリをかけ、その後ロウを塗ります。

私は歯車の溝や歯先を整えたあと、ロウを歯全体にしっかりとなじませました。ロウを使用する箇所は、組み立てたあとで塗り直すのが大変なので、この段階で不足がないようにしておくのがおすすめです。

ただし、ヤスリをかけすぎると歯車同士のかみ合わせが悪くなり、正常に動作しなくなる可能性があります。あくまでも表面を軽く整える程度にしておくと安心です。

車窓の景色はモーターで動く仕組みとなっており、このキットならではの見どころの一つです。

説明書には組み立て手順が細かく記載されているため、機構部分でも迷うことなく作業が進められました。


景色のスクリーンを組み込みます。

スクリーンは、春か秋をイメージした景色と雪景色の2種類が付属されてます。好みに合わせて、好きな方を選んで使用できます。


ある程度パーツがそろったら、客室部分を組み立てていきます。

壁の上部には、荷物を置くための棚が再現されています。

天井にはシャンデリアが取り付けられ、車窓にはカーテンが飾られます。

さらに、昔の列車のボックス席を思わせるような小さいテーブルも再現されており、客室らしい雰囲気が演出されています。

客室を組み立てたら、LEDライトやモーターなどの電子部品を取り付けていきます。

本体は、手前に客室、後部に景色を表示するスクリーンや駆動部、上部に電池ボックスなどを配置する構造になっています。

客室の入り口は引き戸になっています。開け閉めがスムーズにできるように、戸の上下を紙やすりで軽く整え、ロウを塗っておきます。

引き戸にも、合皮のシールや金色のシール、木製パーツが組み合わされており、細かい部分まで丁寧に作り込まれています。こうした一つひとつの工夫が、客室全体に重厚感のある雰囲気を生み出しているように感じました。

一通り組み立てたら、後ろの扉を開けて、景色が描かれたスクリーンを取り付けます。

作ってみた感想

部品の精密さ

製作過程でも触れましたが、今回のキットはパーツ同士の精度が非常に高く、ズレがほとんどなくきれいに組み合わさりました。

はめ込んだ際のスカスカした感じがなく、しっかり固定されるため、必要以上に接着剤を使わなくても十分な強度が得られます。組み立てていても安心感があり、パーツの精度の高さを実感しました。

見た目の重厚感

木製パーツに加え、合皮や金色のシールを効果的に組み合わせることで、本やバッグなどの小物までアンティーク調に仕上げられており、全体的に重厚感のある雰囲気が表現されています。

特に、本やバッグは合皮の質感がうまく生かされており、小さなパーツにもこだわりが感じられました。

また、上部の電池ボックスや前後のカバーはマグネットで固定する構造になっています。開閉がしやすいだけでなく、細やかな部分まで丁寧に作り込まれていることが伝わってきました。

上部の棚は開閉できるようになっているんです。

光・車窓・音による演出

動作面でも非常によくできています。

モーターで動く車窓の景色に加えて、LEDライトや音による演出が組み合わさると、まるで列車に乗って旅をしているかのような雰囲気を楽しめます。

タッチスイッチに触れるたびに、演出が次のように切り替わります。

  • 1回目:LEDライトが点灯します。
  • 2回目:電車の走行音とともに、車窓の景色が動きます。
  • 3回目:電車の景色が動き、電車の走行音の代わりにアコーディオンを思わせる音楽が流れます。

この演出を動画で紹介したかったのですが、収録されている音楽が著作権の対象となっているため、YouTubeでは公開できませんでした。

このキットの魅力の一つでもある演出をそのままお見せできないのは、とても残念です。

説明書が分かりやすい

各工程の手順がイラストで丁寧に説明されており、非常に分かりやすい説明書になっています。

説明書は英語表記ですが、図解が多いため、翻訳アプリを使いながら確認すれば、組み立てで迷うことはほとんどありませんでした。

気になる点

1カ所だけ、組み立て時に少し気になった部分がありました。

カーテンを取り付ける工程で使用するJ13、J17、J19の木製パーツについてです。

説明書通りにJ17とJ19を取り付けようとしたところ、うまくはまりませんでした。そこで、試しにJ17とJ19を入れ替えて取り付けてみると、きれいにはまりました。

ただ、その状態で後の工程まで進めると、別の木製パーツとはまらず、組み立てることができませんでした。

最終的には、接続部分を少し削って調整し、接着剤で固定して完成させました。

もしかすると私の組み立て方や確認不足が原因だったかもしれません。

まとめ

組み立て始める前から、きっと良いキットだろうと思ってましたが、ここまで満足感の高い作品に仕上がるとは正直思っていませんでした。

飾って眺めるだけでも楽しめますし、時々客室の細かな作りを眺めたり、タッチスイッチを押して景色の変化や音楽を楽しんだりと、完成後もさまざまな楽しみ方ができるキットです。

細部までこだわりが感じられる、とても満足度の高いブックヌックキットでした。

これほど素晴らしいキットなので、ぜひ日本のAmazonでも購入できるようになってほしいと思います。

ただし、作り込みが細かく、ギミックも搭載されている分、価格は少し高めです。

購入する際は、Tonecheer公式サイトのセール期間を狙うのがおすすめです。

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